Voice of ER ー若輩救急医の呟きー

日本のどっかに勤務する救急医。医療を始め、国内外の問題につきぼちぼち呟く予定です。

諜報機関

最近読んだ本の紹介 − 『諜報国家ロシア ソ連KGBからプーチンのFSB体制まで』(保坂三四郎 著, 中公新書)

お久しぶりです。昼休みに生存報告も兼ねてブログを更新します。身バレするので詳細は書けませんが、自分のキャリアや, 今の勤務先での仕事, 肉親との軋轢(?)の間で色々と悩んでおり、そのせいか最近診療業務の中で、なんと言えば良いんでしょうか、キレ…

【海外メディア記事より】増え続けるワグネルの戦死者

皆さんこんにちは、現役救急医です。数日ぶりの更新です。寒波のせいか、急病になる人が増えてしまい、てんてこ舞いでした。それに加え、担当患者の病状説明やら, 今後の方針(長期的なものを含む)の相談やらで忙殺され、心の余裕もすり減っていました。 今…

【海外メディア記事より】ロシアは何故ウクライナ侵攻でしくじりまくっているのか

読者の皆様こんにちは。現役救急医です。COVID-19第8波の影響はまだまだ続いています。死者が増え続けているとのことですが、主に高齢者が亡くなっており(加齢によって、免疫だけでなく循環器・腎臓等の全身機能が衰えているため)、ワクチン接種やマスク装…

ベラルーシのニュースに衝撃を受けた件について

今日の日中、私はドタバタしており、SNS等でニュースをよく見る暇がありませんでした。夕方になって、ふとTwitterを見て気になるニュースが飛び込んできました。現地時間で?5/23に、ギリシャ発リトアニア行きのライアンエアーFR4987便が、ベラルーシ上空を…

2014年の弾薬庫爆発はロシア当局の犯行

今日は海外の調査報道専門サイト'Bellingcat'でまた興味深い記事を発見したので、その内容を紹介します。 去る2014年10/16の午前9時25分、チェコのVrbeticeという町で弾薬庫が爆発し、管理を担当していた会社('Imex'という企業)の従業員2名が死亡しました。…

本の紹介(21); 『KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ』

早いもので3月も末ですね。新たに進学, 進級, 就職, ないし転勤になる皆さんはそれぞれ不安とか期待を抱えて複雑な心情ではないでしょうか。私も、所謂医局人事で地方の病院に行くことになるし, 秋には専門医試験も控えているので戦々恐々です。 今日は久々…

【ロシア】ナワリヌイ氏以外も狙われた(そして殺された)疑惑が浮上したとのこと

こんばんは。以前私はこのブログとYouTubeチャンネルで、「ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)が、神経剤ノビチョクを用いて英国在住の元KGB工作員スクリパリ氏とその家族の暗殺を試みた」・「反体制派のナワリヌイ氏は、ノビチョクによる暗殺未遂実行前からロ…

英国の元ロシア工作員殺害未遂事件、実行犯は軍医だった。

www.afpbb.com 今年、英国に亡命した元ロシアの工作員とその娘がイングランド南部の町ソールズベリーで倒れ、原因が神経剤と判明した事件が起きました。その後、香水瓶に入れて捨ててあった神経剤に接触し、地元市民2名が入院するという事件も起きてしまいま…

インターネットは謀略の手段と化した

以前、本ブログでロシアがハッキングによって2016年の米大統領選挙に介入し、ドナルド・トランプの勝利に寄与したことや、日米当局がインターネットや衛星通信を傍受していたことを紹介しました。 voiceofer.hatenablog.com voiceofer.hatenablog.com 不幸に…

日本のNSA, 防衛省電波部

今年の5/19に放映されたNHKスペシャルで、実に興味深い番組(下記リンク)をやっていました。日本政府が行っている諜報活動を『暴露』するという、結構珍しい話題を取り扱う社会派ドキュメンタリーでした。 NHKスペシャル | 日本の諜報スクープ 最高機密ファ…