こんにちは。今日は当直明けで早帰りなので、ブログを早めに更新しています。本日正午ごろ、私はYouTubeに動画を上げました。題名から「医学的知識を問題形式にしたのかな?」と思うかもしれません。確かにそうですが、動画の冒頭で最近Twitterを見ていて思ったことを述べています。
過日、ラグビー日本代表(男子)の選手が医学部医学科合格を公表し、大きな話題となっていました。医療関係者でも歓迎する声が聞かれる一方、過去に指摘された入試不正を引き合いに出して批判(もしくは非難)する声も見られました。
確かに医学部入試の選抜過程には不透明な部分がありますし、厚労省や文部科学省から調査や是正指導が入ったところもあります。しかし、これはメディアで注目を集めたり, SNS等で槍玉に挙げられがちな私立大学医学部のみの問題ではありません。過去の調査報道では、「国公立大学医学部であっても男女の合格率に大きな乖離がある」との指摘がなされています。ともかく、こうしたセンセーショナルな話題に対しては、激情に駆られるがままに反応するよりも、既に判明している事実に基づいて考えて論じた方が建設的だと私は思います。
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最後になりますが、動画の後半で私が出題した設問も是非ご確認下さい(特に医学生や医療スタッフの皆様!)。特に見返りがある訳ではありませんが、YouTubeのコメント欄に回答や問題へのご指摘等頂ければ幸いです。