Voice of ER ー若輩救急医の呟きー

東日本の某県に勤務する救急医。医療を始め、国内外の問題につきぼちぼち呟く予定です。

米国のマティス国防長官が辞表提出

 もう2日くらい前のニュースですが、米国のトランプ政権の閣僚がまた離任しました。国防長官のマティス氏です。

www.huffingtonpost.jp

www.nikkei.com

 辞任の理由はズバリ、「トランプと意見が合わなかった」からです。マティス氏は冷戦時代以来の同盟国との関係維持を重視する方針を支持していました。他方、トランプは、本ブログでも過去に言及した通り(下記のリンク参照)、ビジネスや側近を通じてロシアと濃厚なコネを持っている他、弱みすら握られている疑惑を以前から指摘されており、大統領就任後は同盟国との関係を軽視する姿勢(つまり、プーチンの思惑通り)を見せています。

voiceofer.hatenablog.com

 では、なぜマティス氏を国防長官に指名したのでしょうか?ざっくり言ってしまえば、「トランプが政治(や外交, 国防etc.)の事を何も知らなかった」からです。『炎と怒り』(著者: マイケル・ウォルフ 早川書房)によると、トランプは将官が大好きで、軍を指揮した経験がある者に外交政策を任せると決めていたそうです。しかし、実際のところトランプは、自身が無知であるにも関わらず、専門家への敬意を持っていませんでした。その上、官僚・閣僚らのプレゼンを落ち着いて聞けない, 報告書といった文書にそもそも目を通さないという有様です。日本風の例えを用いると、「学級崩壊したクラスの生徒・不良高校生がそのまま内閣総理大臣になった」と考えて頂ければ、少しは想像が出来るのではないでしょうか??

 トランプもトランプですが、マティス氏もどうしてこんな泥舟に敢えて乗ってしまったのでしょうか?彼が受けなかったら、他に名乗り出る人が居なかったかもしれませんが…これでも国家として昨日している米国って逆に凄いですよね。そして、依然支持する人が相当数いることも、ある意味半端ない…